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どうして太平洋は太くて大西洋は大きいの?

こんなに普段からよく目にするコトバなのに、いざ書くとなると「あれ?どっちか『太』だっけ?」と迷ってしまうのが、この二つ。子供のころに「太平洋はまんなかにハワイ諸島があるからテンポあるのだよ」とまことしやかに教えられた人もいるとか。「いっそのことどちらかに統一してくれたらややこしくなくていいのに」といわれてもこれはしようがないこと。そもそも「太平洋」と「大西洋」は日本人が考えたものではない。太平洋は、世界一周の偉業を成し遂げたマゼランが、一一〇日間の航海中に一度も嵐にあわなかったことから命名した「MarPacifico」(穏やかな海)を和訳したもの。日本では一八五五(安政八)年に古賀増によって書かれた『渡日閑言』に初めてこの言葉が出てくる。その後も、「静海」「太平海」などと呼ばれていたが、大正時代になって「太平洋」と統一された。では「大西洋」はというと、もともと「Atlantico」(アトラスの海)と呼ばれていたが、明の時代に布教活動で中国にいたマテオ・リッチが一六〇二年に出した『坤輿万国全図』の中で「西洋の前方に開けた大きな海」という意味で「大西洋」と記したのが今でも残っているのだ。つまりは「太平な海」と「大きい海」との違いだったというわけ。ちなみに今の中国でも「太平洋」「大西洋」と書くそうだ。

表通りのホテルか、裏通りのホテルか

現地で、ホテルを見分けるもうひとつの方法がある。世界各国で共通しているのは表通り、特にその街の目抜き通りに面しているホテルは一流だということである。そして、表通りから1本奥に入ると二流、更に奥に入るに従って質が落ちていく。この暗黙のルールを覚えておくと現地情報の少ない街へ行った際に非常に役に立つ。特にヨーロッパなどでは、高級ホテルほど街の中心にある広場に面して立っているので分かりやすい。しかし、表通りに立つホテルはその分値段も高い。だから最も狙い目は表通りから1本中に入った裏道にある二流ホテルである。そんな場所に経営努力や親切なサービスで評判のいい穴場ホテルが多いのも、また隠れたホテル界の常識だ。

いま残っているお城はどこか?

全国の城のうち、天守閣がそのまま残っているのは一二だけである。そのうち、姫路、松本、彦根、犬山が国宝に指定されているが、美術的にも一級で周辺の景観もすぐれている。ほかの八つは、弘前、丸岡、高梁、松江、桧山、宇和島、丸亀、高知である。太平洋戦争以前には、松前、水戸、大垣、和歌山、名古屋、岡山、福山、広島が健在だったが、松前は戦後の火災で、その他は戦災で失われた。このうち、水戸以外は戦後に復元されている。明治維新後、封建制のシンボルとして破壊された城郭であるが、世の中が落ち着くとむしろ復元しようという動きも出てくる。その最初のものは、岐阜城の天守閣だとされているが(現在のものとは別)、本格的には昭和天皇の即位を祝うために復元された大坂城のものであり、戦後、急速に数が増えた。そのうち、明治初年の写真などをもとに忠実に再現されているのは、会津若松、小田原、岡崎、高島、熊本などがそのケースである。さらに、もとのデザインにとらわれずに自由に桃山風の華麗な天守閣をという希望も多く、清洲、富山、伊賀上野、伏見桃山、小倉、中津、唐津がそうだし、まったく天守閣がなかったり、城跡ですらないところに天守閣出現というのも多いが、安土のようにもとのデザインが不明なので文化庁の許可が出ないところもある。最近の流行は、木造の本格派で掛川、白河、白石などが挑戦している。


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